事例紹介
【事例】ガラス製理化学機器の取り扱い現場の事故を防止


※画像はイメージです

表面処理の目的:
安全性・環境要求対応

求められる機能:
防錆・耐食性


 

解決したかったお悩み、実現したかったこと

フラスコやビーカーなどガラス製理化学機器を取り扱う現場で、もしもの地震や取り扱いミスによる破損、破片や内容物が飛散することによる事故やケガへの対策が求められていました。
割れにくい樹脂製の機器に代替することも検討されましたが、ガラスに比べるとどうしても熱や薬品による変形が心配とのことでした。そこで、ガラス製品に破損時の飛散を防ぐコーティングができないかとのご相談をいただきました。

 

背景/処理を選ぶ条件

ポリエチレンや塩ビなどの樹脂をコーティングすることで、ガラス飛散を防ぐことができる加工は他社にもあります。しかし、これらの樹脂は薬品が触れると影響を受けて、膨潤するおそれがありました。
また薬品に強い「フッ素樹脂」のコーティングでは、密着性を上げる処理をおこなうため白濁してしまい、透明性が格段に落ちるという問題がありました。

 

採用された処理

 

実現できた効果

フッ素樹脂コーティングでありながら、ガラスへの密着性と透明性を飛躍的に高めた技術を開発。これをガラス機器の外面に加工したサンプルを製作し、わざと高所から落下させたところ、密着性が高いためガラスがひび割れても形状を保ち、飛散しませんでした。またその透明性で、内容物の視認にも問題がないとの評価をいただきました。
また、この加工は100℃程度まで問題なく使用できます。
さらに、コーティング膜がクッションとなり破損自体もしにくくなりました。従来は安全性のため革手袋を着用していたが、破損しにくくなったことにより、細かい作業ができるゴム手袋に替えられたりと、使い勝手の良さと安全性をともに改善することができました。


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