【メルマガVOL.33】現場で簡単!貼るだけフッ素樹脂粘着テープ
こんにちは!㈱吉田SKTの小島と申します。
製造現場のトラブルなどでフッ素樹脂コーティングを検討される際、
「今、現場で解決したいのに・・・」
「手軽にフッ素樹脂の効果を試してみたいな・・・」
こんな風に思うこと、ありませんか?
そんな時、候補に入れていただきたいのが今回ご紹介する、フッ素樹脂粘着テープです。
身近なところでは100円ショップで売られているシーラー(食べかけのお菓子袋などを密閉できる便利なアレ)の加熱圧着部(袋をくっつける熱い部分)に使用されていたりします。
ぜひご一読ください。
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■INDEX■
1. フッ素樹脂粘着テープとはどんなもの?
2. 各種シリーズと特徴
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1. フッ素樹脂粘着テープとはどんなもの?
フッ素樹脂粘着テープは、表面のフッ素樹脂により耐熱性(200℃)に優れ、滑りがよく、離型効果が抜群な粘着テープです。
粘着テープなので、貼るだけで誰でも簡単にフッ素樹脂の特性(耐熱性、離形性、耐薬品性、電気特性)を付与することができ、様々な分野で使用されています。
例えば包装機械などで良く使われているヒートシーラー。
高温で包装フィルムを溶着する部品です。
表面処理を行っていないと、溶けたフィルムがヒートシーラーの圧着部分にくっついて包装不良となってしまうことがあります。
フィルムがくっつかないような離型性と、溶着は高温環境のため耐熱性も必要です。
そ!こ!で!
フッ素樹脂粘着テープの出番です。
現場で、困っているその場で誰でも貼ることができます。
「今、現場で対策したい」
「フッ素樹脂の効果を手軽に試してみたい」
このような場合に適しています。
また200℃までの高温環境にも耐えることができ、表面はフッ素樹脂の特性のひとつである非粘着性に優れており、溶けたフィルムのくっつきを防ぎます。
ただ、フッ素樹脂粘着テープは適度なタイミングで貼り替えが必要になります。
貼り替え頻度が煩わしく思われましたら、ぜひコーティングもご検討ください。
また、一般的なフッ素樹脂粘着テープの耐熱温度は200℃となります。
200℃を超えるご使用環境の場合は、コーティング等をご検討ください。
通常のフッ素樹脂(PTFE/PFA)コーティングの耐熱温度は260℃です。
弊社では「ホンダフロー®」という商品名のフッ素樹脂粘着テープを取り扱っております。
詳細や規格に関しては、下記より資料ダウンロードをお願いいたします。
<ホンダフローは本多産業㈱の登録商標です>
2. 各種シリーズと特徴
ここからはホンダフロー®のシリーズと特徴、用途についてご紹介します。

~HAT-Sシリーズ~
PTFEスカイブドテープに高耐熱性シリコーン粘着剤を塗布したフッ素樹脂感圧テープで、柔軟性や表面平滑性に優れます。
<用途>電気絶縁、ライニング(シューター、ホッパー、印刷機ロール)など
~HAT-Fシリーズ~
ガラスクロスにフッ素樹脂(PTFE)を含侵、焼成したホンダフローファブリックに高耐熱シリコーン粘着剤を塗布したフッ素樹脂感圧テープです。
シリコーンゴム用には、粘着性を向上させたタイプ(Tタイプ)があります。
<製品用途>ヒートシール用の耐熱離型、真空包装機、電気絶縁など)
~HAT-Fシリーズ(センターフリー)~
ガラスクロスにフッ素樹脂(PTFE)を含侵、焼成したホンダフローファブリックに高耐熱シリコーン粘着剤を塗布。
テープの中央部に粘着剤を塗布していないフッ素樹脂感圧テープです。
特にヒートシール圧着部の被覆に最適です。
<用途>ヒートシール用の耐熱離型、真空包装機、電気絶縁など)
~HAT-Pシリーズ~
ガラスクロスにフッ素樹脂(PTFE)を含侵、焼成したホンダフローファブリックに高耐熱シリコーン粘着剤を塗布した、最大で1000mm幅の剥離紙付きフッ素樹脂粘着シートです。帯電防止タイプ(黒色)もございます。
<用途>製紙乾燥ロール、シューター、ホッパーなど
今回のメルマガでは、手軽にフッ素樹脂の特性を付与できる
フッ素樹脂粘着テープ「ホンダフロー®」についてご紹介しました。
ぜひご検討いただければと思います。お気軽にお声がけください。
今回もメルマガを読んでいただきありがとうございました。
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弊社ではお客様のご要望、ご使用環境を丁寧にヒアリングし、
担当営業員が最適と思われるコーティングをご提案いたします。
またコーティングサンプルの提供や、コーティングの性能測定も可能です!
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