表面処理のご相談

はじめてのテフロン™コーティング導入 ~こんなお困りごとはありませんか~

んにちは。「吉田SKT」ブログ編集チームです。

吉田SKTではテフロン™フッ素樹脂コーティングや表面処理でお客様の生産設備のお悩みを改善しています。

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この記事では、テフロン™コーティングを導入する際のポイントについてお客様からのご相談内容を参考にして3つの観点でわかりやすく解説します。

生産設備へのテフロン™コーティング導入を、お客様やユーザーから依頼されたり、上司から指示されたりして検討に迫られる、ということがあります。
ところがテフロン™コーティングの検討が不慣れで、こんなお悩みをお持ちの方も少なくありません。

「何から始めてよいかわからない……」
「そもそもテフロン™コーティングのことがよくわからない……」

そこで今回は、テフロン™コーティング導入をスムーズに進めるための「3つのチェックポイント」を公開します。
実際にいただいた次のご相談をもとに、ご説明していきます。

ご相談内容】
塗装治具に付着した塗料の清掃に手間がかかるので、テフロン™コーティングを導入して改善したい

チェックポイント①
テフロン™コーティングを導入する目的はなんですか?

テフロン™コーティングとは、「テフロン™フッ素樹脂」をさまざまな部材の表面に加工することで、その特性を与える技術です。
テフロン™フッ素樹脂にはさまざまな特性があります。
そのため私たちコーティングメーカーは、お客様からコーティング導入の目的や現在のお困りごとなどをお聞きしたうえで、必要な特性はなにか、それを引き出すコーティング仕様をどうするかを考えていきます

代表的なテフロンフッ素樹脂の特性
代表的なテフロン™フッ素樹脂のなかから、必要な特性を発揮するコーティング仕様をご提案します。

今回のご相談でお客様から聞き取りした内容

(1)コーティング導入の目的

部品の塗装工程で使用する治具に塗料が付着するのを防止したい

(2)現在のお困りごと

治具に塗装時の塗料が固着・堆積し、生産部品を汚してしまう。
定期的に治具の清掃を行うが、固着した塗料の除去作業に大変な手間がかかる。

チェックポイント②
コーティングをしたい対象の材質はなんですか?

ご相談の例では、コーティング対象は塗装治具で、その材質は鉄でした。
一般的なテフロン™コーティングの加工工程では、高温での焼付工程があります。そのため、焼付温度に耐えられる材質である必要があります

※上記の加工方法はあくまで一般的なものです。
※さらに詳しい加工工程はこちら

吉田SKTでは、金属以外にもセラミックやガラス、ゴム、樹脂などさまざまな材質への加工実績があり、また低温や常温で加工できるコーティングも取りそろえています。
コーティングを施したい対象物の材質や形状についてご心配な場合も、お気軽にご相談ください。

チェックポイント③
ご使用環境や条件はどのようなものですか?

実は…フッ素樹脂コーティングは万能ではなく、使用する環境によって向き不向きがあります。
それを解消するために、吉田SKT ではコーティング導入の目的やお困りごとと併せて、ご使用環境をお聞きすることで、より適切なコーティング仕様(組み合わせ)を選定しています。

例えば、今回のご相談(塗料の付着を防ぎたい)の場合は……

確認させていただきたいご使用環境

■現状について

現在塗料の付着防止のために、何か対策をされていますか?

■使用条件

相手材(塗料)の詳細情報。エポキシ系やアクリル系など
※「相手材」とは、コーティング面と接触し、コーティングの効果をその接触面に与えたい対象のことです。

■使用温度

塗料の乾燥(焼付)温度など

■清掃方法

たわしやスクレーパーの使用や、溶剤等を使用しているなど

以上のようなご質問を担当営業員からお尋ねする場合があります

いかがでしょうか?
吉田SKTはお客様によって異なるこうした情報やご要望をもとに、これまで培ってきたノウハウを最大限に活かし、さまざまなコーティングをご提供しています。

その結果、お客様から…
「塗料が塗装治具へ付着しづらくなった」「塗装治具に固着した塗料が取れやすくなった」「コーティングのおかげで清掃時間が短縮でき、不良品が減るだけなく、部品の生産効率も向上した」
といった声をお聞きしています。

自社の生産設備や新製品へのテフロン™コーティングの導入をご検討の方や、お客様からテフロン™コーティングについてのご相談をお受けになられる方は、ぜひお問い合わせください。

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