非粘着・離型性に優れた表面処理
「非粘着性」とは付着性の強い粘着物に対しても離型しやすく、付着しないか、または付着しにくい性質のことを指します。
たとえばフッ素樹脂は撥水性・撥油性に優れ、接触角が大きいことに加え、その分子構造から、ぬれにくい性質をもっています。このぬれ性をはかる尺度「臨界表面張力(γc)」がフッ素樹脂は極めて小さいことから、液体がはじきやすく、ぬれにくくなります。
このような機能を活かしたコーティングは、離型用途や付着を抑えたい用途、清掃の簡便化に効果を発揮します。
さまざまな環境で安定した非粘着性
耐薬品・耐溶剤性や純粋性、耐熱・耐寒性が求められる環境での付着防止対策
選ばれている表面処理
高粘着物の付着防止
粘着テープや接着剤、溶融樹脂といった、とくに粘着性の強いものに対する付着防止対策
選ばれている表面処理
離型性・精密性 (精密部品、精密金型)
従来のコーティングでは精度等に問題が生じる場合や樹脂コーティングによる着色を敬遠される場合
選ばれている表面処理
離型性・高硬度・寸法安定性 (耐久部品、金型)
フッ素系やシロキサン系の材料がもつ離型性と、無機系材料がもつ高い硬度を両立させ、非粘着性や耐摩耗性、寸法安定性を実現
選ばれている表面処理
高温での樹脂離型
200℃を超える高温での離型性に使用でき離型性と「熱時硬度」を兼ね備えた、フッ素系離型用コーティング
選ばれている表面処理