CTTファブリックシート
粘着物離型シート
概要
製造・搬送ラインにおける粘着物の付着防止に。凸凹構造とシリコーン材がベタベタ粘着物の付着防止に効果を発揮します。
裏面に糊が付いているので、透明フィルムをはがして貼るだけで、優れた粘着防止効果を与えることができます。粘着物が触れてもサッと離れ、スムーズな工程を維持します。
■粘着剤のはがれやすさの実証シミュレーション
(再生すると音声が流れますのでご注意ください)
アルミ板にべったりくっつく粘着物も、CTTファブリックシートを貼った箇所ではさらりと離れます。
特長・効果
- シリコーンコーティングを上回る非粘着性
◎効率の良い生産ラインを維持しロスを軽減
◎付着残存物をなくし機械の故障・トラブルを防止
◎防汚効果で器具・機械のメンテナンス負担を軽減
- 高温でも衰えにくい非粘着(離型)性
◎100℃を超える高温下での使用も安心
- すぐれた耐熱性・耐久性
◎高温下でも、接着面がはがれにくく安心
【粘着物離型コーティングの特性比較】
※数値は実測値であり、保証値ではありません。
※実際の設計・仕様選定にあたっては、必ず当社まで
お問い合わせください。
試験用粘着剤 |
単位 |
CTT ファブリック シート
| シリコーンゴムシート |
CTT-200 コーティング |
PFA コーティング膜 |
SUS304 2B 材 |
硬度40° |
硬度60° |
硬度80° |
リンレイテープ(株) 布テープ(No.357) |
N/cm |
0.043 |
0.044 |
0.141 |
0.644 |
0.052 |
2.974 |
5.051 |
(株)寺岡製作所 両面テープ(#718) |
N/cm |
0.144 |
0.247 |
0.850 |
1.193 |
0.194 |
6.153 |
7.780 |
測定方法/粘着テープを貼り付け、ゴムローラで隙間なく圧着後、90°の剥離粘着トルクを測定
測定条件/温度:23℃ 測定速度:10mm/min
【耐熱試験(離型性(粘着トルク))】
※数値は実測値であり、保証値ではありません。
※実際の設計・仕様選定にあたっては、必ず当社まで
お問い合わせください。
試験用粘着剤 |
単位 |
常温 |
150℃ |
200℃ |
備考 |
リンレイテープ(株) 布テープ(No.357) |
N/cm |
0.043 |
0.044 |
0.032 |
離型性の変化なし |
(株)寺岡製作所 両面テープ(#71) |
N/cm |
0.144 |
0.146 |
0.222 |
200℃では若干離型性低下 |
離型性:低粘着物 常温≒150℃~200℃ 高粘着物 常温≒150℃<200℃
低粘着物については200℃までの連続使用可能
高粘着物については150℃までの連続使用可能 200℃については離型性が若干低下するので使用時に注意が必要
測定方法/熱処理(各温度で連続64時間加熱)後、粘着トルクを測定
【耐熱試験(シート耐久性)】
※数値は実測値であり、保証値ではありません。
※実際の設計・仕様選定にあたっては、必ず当社まで
お問い合わせください。
シート物性 |
単位 |
常温 |
150℃ |
200℃ |
備考 |
裏面粘着力 |
裏面粘保持率 |
% |
100 |
210 |
168 |
常温より高温の方が 粘着力増加 |
ファブリック基材 |
変色 |
|
― |
○ |
× |
温度による変色は大きい |
変色 ○ほとんどなし ×茶色
測定方法/熱処理(各温度で連続64時間加熱)後、裏面粘着力・基材強度・変色の度合いを測定
【CTTファブリックシートおよびスーパーCTTのグリップ性比較】
CTTファブリックシートは、硬い基材に対してシリコーンゴムシートより優れたグリップ性を有します。
※数値は実測値であり、保証値ではありません。
※実際の設計・仕様選定にあたっては、必ず当社まで
お問い合わせください。
おもな用途
粘着テープ・ラベル・シール等製造ライン
コールドグルー・ホットメルト・各種接着剤使用ライン
未加硫ゴム・生ゴム搬送ライン
ラベル・シール包装ライン
食品類の搬送加工・焼成ライン
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