TP､CTT､スーパーアロイ､CAT､CMT(粘着物離型コーティング)

TP､CTT､スーパーアロイ､CAT､CMT
粘着物離型コーティング

TP､CTT､スーパーアロイ､CAT､CMT(粘着物離型コーティング)とは

粘着物のこびりつき、型離れの悪さにお悩みですか？

接触面積低減タイプの「粘着物離型コーティング」がその悩みを解消します。
このコーティングシステムでは、加工面を凹凸に粗面化することで、付着物との接触面積を小さくし、空気の隙間をつくります。これによって粘着物が沈着しにくく、離れやすくなり、さらにすべり効果もアップします。
通常のコーティングでは得られなかった非粘着性を実現し、生ゴムや粘着テープ、ホットメルト（接着剤）のような非常に粘着性の高い物質にも、優れた離型性をみせます。これまで諦めていた、粘着物による金型や搬送台の汚れなどのお悩みは、ぜひご相談ください。

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【粘着物離型コーティングのバリエーション】
以下は代表的なシリーズの名称です。より細分化した製品については営業にお尋ねください。

	フッ素系シリコーンフリー対応	シリコーンフッ素系よりも優れた非粘着性
コーテイング材で凸面形成 (吉田SKT独自技術)	TP スーパーTPシリーズスーパーアロイコーティングシステム	スーパーCTTシリーズスーパーアロイコーティングシステム
下地凸処理+コーティング	CATシリーズ	CTTシリーズ CMTシリーズ

スーパーTPをグラフィック化した画期的な非粘着コーティング「スーパーTPグラフィック」もございます。

TP､CTT､スーパーアロイ､CAT､CMT(粘着物離型コーティング)の特長･効果

テフロン™（フッ素樹脂）コーティングを超える非粘着性・離型性

【コーティング凸面形成品の特長】

凸面を有機材料や無機材料でつくりだす (吉田SKT独自技術！)
付着防止したい粘着物や使用条件によって、最適な大きさや配置の凸面をつくりだすなどコントロールが可能
溶射、ブラスト、エンボス加工等の処理ができない基材にも処理が可能

【下地凸処理＋コーティング品の特長】

基材への下地処理によって凸面をつくりだす
硬度が高い

【粘着物離型コーティングの特性比較】
※加工厚みは目標値であり、保証値ではありません。
※実際の設計･仕様選定にあたっては、必ず当社までお問い合わせください。

	CAT	TP／スーパーTP	スーパーTP半球グラフィック	スーパーアロイ(フッ素系)	CTT/CMT	スーパーCTT	スーパーアロイ (ｼﾘｺｰﾝ系)
コーティング材	フッ素系樹脂				シリコーン樹脂
凸面素材	下地処理	フッ素系樹脂		合金	下地処理	非粘着材料	合金
凸面形状
耐久性 (耐摩耗性)	◎	○	○	◎	◎	○	◎
耐久性 (非粘着持続性)	△	◎	◎	○	△	◎	○
傷付性 (相手材)	×	△	○	△	×	◎	△
適用基材	耐熱基材			耐熱基材ﾌﾟﾗｽﾁｯｸゴム	耐熱基材	耐熱基材ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ	耐熱基材ﾌﾟﾗｽﾁｯｸゴム
加工厚み (μm)	50～150	(TP) 20～100 (ｽｰﾊﾟｰTP) 250～350	(HL) 250～350 (HS) 150～250 (HW) 50～150	50～150	50～150	600～1000	50～150
潤滑性	○	◎	◎	○	×	×	×