事例紹介

【事例】ポリエチレンラミネート加工紙の接着糊のシュート付着防止

課  題:熱と圧力により樹脂の付着や糸引きが発生、製品の機密性や美観に影響があった
解決方法:高温での膜硬度が高い処理と、接触面積を減らし離型性を高める処理を両立
表面処理の目的: 品質・稼働安定化 作業ロス低減
求められる機能: 非粘着・離型性 摺動・滑り 耐摩耗性
改善した設備・工程: 搬送 接着

解決したかったお悩み、実現したかったこと

表面をポリエチレンなどの樹脂でラミネートする加工紙は、牛乳パックなどにも利用されるものです。
ラミネート加工紙の製造には接着工程があり、紙の搬送時に、はみ出た接着糊が搬送シュートに付着。徐々に接着糊のカスがたまって固着していました。
固着したものが製品に再付着すると不良になってしまうため、シュートの清掃を頻繁に行う必要がありました。

背景/処理を選ぶ条件

お客様では海外製の装置を使用されており、導入時より、搬送部には表面処理がされていました。
確認したところフッ素樹脂加工が施されていましたが、紙からはみ出た接着剤のカスがくっついて固着し、製品のすべり性を悪くしていました。
通常のフッ素樹脂加工で付着が起きていたため、当社は独自の凸面形成により紙との接触面積を低減できる「スーパーTPコーティング」をご提案しました。

実現できた効果

このコーティングでは凹凸をすべてフッ素樹脂で形成することで、すべりや付着防止性が大変よくなり、接着糊の付着防止に成功。しかも滑らかな凸面で、ラミネート加工紙に傷をつけることなくスムーズな搬送を実現しました。
結果として清掃の手間が減り、製品不良の軽減と生産効率アップの両方を実現しました。

接着剤の付着防止やスーパTPコーティング
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株式会社 吉田SKT
〒451-0062 愛知県名古屋市西区花の木一丁目12番20号
TEL:052-524-5211 / FAX:052-524-5287
Copyright © YOSHIDA SKT CO.,LTD. All right reserved.
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