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バイコート
®
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®
に関するよくあるご質問
吉田SKTの独自開発コーティング「バイコート
®
」に関する、お客様からよくいただくご質問をまとめました。
バイコート
®
の特性や用途、グレードの違いなどについてご案内いたします。
バイコート
®
の基本情報
バイコート
®
の種類とグレード
バイコート
®
の用途と適用例
技術的な質問
メンテナンスと耐久性
導入と相談について
バイコート
®
の基本情報
バイコート
®
とはどのようなコーティングですか?
バイコート
®
は、金属、セラミックス、化成皮膜といった高い硬度を備えた無機材料に、フッ素樹脂、シロキサン系樹脂などの潤滑性・離型性に優れた有機系材料を組み合わせた有機無機複合のコーティングシステムです。「硬度」と「非粘着性」を両立させた特徴を持ち、ミクロン単位の寸法精度が求められる金型などにも安心して採用できます。バイコート
®
は「bicomponent coating(二種類の表面処理)」の略称で、吉田SKTの登録商標となっております。
通常のフッ素樹脂コーティングとどのような違いがありますか?
バイコート
®
は、無機材料と有機材料を組み合わせた処理で、それによって優れた非粘着性と離型性を実現しています。さらに高硬度で傷がつきにくく、フッ素樹脂コーティングと比べて摩耗も少ないため、長期間の使用に耐えます。また高い寸法精度をもち、ミクロン単位の寸法精度が必要な用途にも適していることや、摩耗しにくいことが、フッ素樹脂コーティングと比較したときの違いとして挙げられます。
バイコート
®
の主な特長を教えてください
ひとつ目は、「驚異の耐久性」です。高硬度で傷がつきにくく、長期間使用できます。2つ目は「優れた耐摩耗性」で、表面の硬度が高く、摩耗に強いため、過酷な使用環境でも長持ちします。3つ目は「優れた非粘着性・離型性」で、粘着性の高い物質に対しても優れた離型性を発揮します。そのほかに、ミクロン単位の寸法精度が可能で精密部品や金型などの寸法精度が求められる用途にも適していることや、高い圧力がかかる環境でも性能を維持する耐圧性があります。
バイコート
®
の種類とグレード
バイコート
®
にはどのような種類がありますか?
バイコート
®
は、下地となる無機系表面処理技術の種類により、いくつかのシリーズに分類されています。主なタイプとして、ニッケル系金属被膜にフッ素樹脂を複合した表面処理である「NYK-01」と「NYF-11」と「NYF-55」、クロム系金属被膜にフッ素樹脂を複合した表面処理である「NOO-01」、化成被膜にフッ素樹脂を複合した表面処理である「TYS-03」、そしてアルミナ被膜にフッ素樹脂を複合した「NYN-11」などがあります。各グレードの詳細や適した用途については、弊社営業担当までお問い合わせください。
バイコート
®
の各グレードはどのように選べばよいですか?
バイコート
®
の各グレードは、使用環境や求められる性能によって選定が異なります。一般的な選定の目安としては、まず基材の種類によって相性が異なるため、鉄系、ステンレス、アルミニウム、銅合金などの基材に合わせたグレード選定が必要です。また、使用温度や接触する物質の種類によっても最適なグレードが異なります。最適なグレード選定については、具体的な使用環境や要求性能をお伺いした上で、弊社技術営業担当が適切なご提案をいたします。まずはお気軽にご相談ください。
バイコートエクシード
®
とは何ですか?
バイコート
®
エクシードは、従来のバイコート
®
の基本性能に加えて、非粘着性や耐食性、耐熱性を向上させた進化版製品です。付着性の強い樹脂を使用する金型などの用途で、より確かな離型性と耐久性を発揮します。シリーズ展開として「バイコート
®
エクシードCR」と「バイコート
®
エクシードHR」があります。バイコート
®
の基本性能である高い硬度、長寿命、寸法安定性に加え、「バイコート
®
エクシードCR」は耐食性を、「バイコート
®
エクシードHR」は耐熱性を向上させたグレードです。
バイコート
®
の用途と適用例
バイコート
®
はどのような用途に適していますか?
例えば、射出成形金型において樹脂の付着を防止し、離型性を向上させる用途に適しています。ミクロン単位の寸法精度が求められる精密金型にも採用できます。また各種包装機のガイドやシュートには、優れた潤滑性を与えます。とくに摩擦が生じる部分では、摩耗防止と滑り性向上を実現します。そのほか、粘着剤のような特に粘着性の高い物質が触れる部材の離型にも重宝します。耐久性に優れるため、機械的な負荷のかかる用途、例えばIC封止キャビティー、圧電セラミック製造装置、ゴム・樹脂用金型、摺動部品などにも安心してご採用できます。
バイコート
®
の具体的な適用事例を教えてください
バイコート
®
の代表的な適用事例として、まずペットボトルのブロー成形金型内面への離型コーティングがあります。熱で柔らかくなった樹脂(PET)の付着を防ぐことで、ペットボトルの透明性を維持しながらメンテナンスの負担を軽減しました。また、ピロー包装機のヒートシーラーにおいては、非粘着性と耐摩耗性により樹脂の付着を防ぎ、生産性を向上させています。加飾シートの転写時には、金型への貼りつきを防止することで製品品質が向上しました。さらに、搬送治具では、すべり性を高めると同時にカメラセンサーの視認性も確保しました。真空転写金型では、粘着剤など粘着性の高い物質の付着を防ぐことで、金型のメンテナンス頻度を低減しました。電子部品製造ラインにおいては、吸着パットへの部品の張り付き防止により工程の安定性を高めています。また、金型成形では、イジェクタピンへの溶融樹脂の付着を防ぐことで不良率を下げる効果があり、生分解性プラスチック成形金型では、金型からの離型性を改善することで成形の安定性が向上しました。
どのような業種・業界での使用実績がありますか?
バイコート
®
は自動車産業では樹脂部品の金型や摺動部品、食品業界では包装機械や食品加工機器などに広く使用されています。また、半導体製造分野では製造装置やめっき治具、はんだ治具に活用されており、化学産業においては化学プラント内の配管やタンク、バルブなどにも適用されています。さらに、電子部品製造では生産設備や搬送装置に使用されており、包装業界では包装機械やシール装置、医療分野では医療機器製造装置、航空宇宙産業では精密部品や特殊装置など、多岐にわたる業界で使用されています。
技術的な質問
バイコート
®
の膜厚はどのくらいですか?
バイコート
®
の膜厚は一般的に5~50μmの範囲ですが、加工品番や用途によって異なります。また、より詳細な情報や特定の用途に対する最適な膜厚については、弊社営業担当までお問い合わせください。標準膜厚については、カタログダウンロードしてご確認ください。カタログダウンロードフォームはこちら
どのような基材に対応していますか?
バイコート
®
が対応する基材としては、鉄(鉄系材料)、ステンレス鋼(SUS)、真鍮及び銅合金、アルミニウムがあります。基材の種類や状態によって適用可否や前処理方法が異なります。具体的な基材への適用可否については、弊社技術営業担当にご相談ください。
バイコート
®
の耐熱温度はどのくらいですか?
バイコート
®
の耐熱温度は使用するグレードによって異なります。フッ素樹脂を使用したグレードでは、一般的なフッ素樹脂の連続使用温度と同程度の260℃に耐えるものもあります。ただし、具体的な耐熱温度は採用するグレードや使用環境によって異なります。また、バイコートエクシードHRシリーズは、特に耐熱性を高めたグレードとなっており、より高温の環境でも使用可能です。具体的な使用温度条件については、弊社技術営業担当にご相談ください。
バイコート
®
の硬度はどのくらいですか?
バイコート
®
の硬度はグレードによって異なり、NYKシリーズはHV700-900、NOOシリーズはHV800-900、TYSシリーズはHV800-1200となっています。使用環境や要求される性能によって、最適な硬度のグレードをご提案いたします。詳細については弊社技術営業担当までお問い合わせください。
バイコートはPFASフリーですか?
バイコートにはPFAS(フッ素樹脂)を含まないPFASフリーの品番もあります。品番ごとのPFAS使用有無については、弊社までお問い合わせください。当社では次世代製品の開発として、環境に配慮したPFASフリーコーティングの開発も進めています。
メンテナンスと耐久性
バイコート
®
の寿命はどのくらいですか?
バイコート
®
の寿命は使用環境や条件によって大きく異なります。一般的に通常のフッ素樹脂コーティングと比較して長寿命であり、「驚異の耐久性」を特長としています。実際の使用環境での耐久性や寿命については、具体的な使用条件をお伺いした上で、弊社技術営業担当が適切な情報をご提供いたします。また、実際の使用環境での検証を行うために、テストピースのご提供も可能です。
バイコート
®
のメンテナンス方法を教えてください
バイコート
®
は通常のフッ素樹脂コーティングと比較して高い耐久性を持ち、メンテナンス頻度を低減できることが特長の一つです。基本的なメンテナンスとしては、使用後の清掃や定期的な点検が推奨されます。具体的なメンテナンス方法は使用環境や条件によって異なりますので、詳細については弊社技術営業担当にご相談ください。お客様の使用状況に合わせた適切なメンテナンス方法をご案内いたします。
導入と相談について
バイコート
®
の導入についてどのように相談すればよいですか?
バイコート
®
の導入について、お電話でのお問い合わせは052-524-5211(代表)までお願いします。Webサイトからのお問い合わせはお問い合わせフォームよりご連絡ください。またカタログやサンプルをご入用の場合はカタログ・サンプル請求フォームからご請求いただけます。ご相談時には、使用環境や条件、解決したい課題などの情報をお伝えいただけると、より適切なご提案が可能です。弊社技術営業担当が丁寧にご対応いたします。
バイコート
®
のサンプルや実物を見ることはできますか?
はい、バイコート
®
のサンプルやテストピースをご用意することが可能です。お客様の使用環境や条件に合わせたテストピースでの評価を通じて、実際の効果を確認いただけます。サンプルやテストピースのご依頼については、弊社Webサイトのカタログ・サンプル請求フォームからご請求いただくか、お電話(052-524-5211)にてご相談ください。
対応可能な加工サイズや納期について教えてください
バイコート
®
は仕様や基材によって、加工サイズが異なります。具体的な加工可能サイズや納期については、製品の形状や数量、加工内容によって異なりますので、弊社技術営業担当までお問い合わせください。
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