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セーフロン
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に関するよくあるご質問
吉田SKTの帯電防止フッ素樹脂コーティング「セーフロン
®
」に関する、お客様からよくいただくご質問をまとめました。
セーフロン
®
の特性や用途、グレードの違いなどについてご案内いたします。
セーフロン
®
の基本情報
セーフロン
®
の種類とグレード
セーフロン
®
の用途と適用例
技術的な質問
メンテナンスと耐久性
導入と相談について
セーフロン
®
の基本情報
セーフロン
®
とはどのようなコーティングですか?
セーフロン
®
は、コーティング面に発生する電荷を基材金属やアースに流すことで、帯電防止を可能にしたフッ素樹脂系表面処理です。フッ素樹脂コーティングの優れた特性を保ちながら、静電気トラブルを低減します。フッ素樹脂コーティングは通常、電気絶縁性に優れていますが、その特性ゆえに静電気が発生する環境では帯電しやすく問題となる場合があります。セーフロン
®
は低い電気抵抗値を実現し、帯電しにくい性質を持つコーティングシステムとして開発されました。
セーフロン
®
の主な特長を教えてください
セーフロン
®
にはさまざまな特長があります。まずコーティング面に発生する電荷を基材金属やアースに流すことで帯電を防ぐ「帯電防止性」を備えています。フッ素樹脂コーティングのさまざまな機能より、粘着物に対して優れた離型性を発揮し、付着を防止または軽減する「非粘着性」にも優れています。加えて、フッ素樹脂コーティングのもつ低い摩擦係数によって潤滑性を発揮する「低摩擦性」、薬品に触れる部品を保護し、安全性および耐久性を高める「耐薬品性」、水をはじく「撥水性」など、多様な性能を合わせ持っています。
通常のフッ素樹脂コーティングとの違いは何ですか?
セーフロン
®
には、通常のフッ素樹脂コーティング(テフロン™コーティングなど)と比べるとさまざまな違いがあります。最大の違いは帯電防止性能です。通常のフッ素樹脂コーティングは電気絶縁性に優れるため静電気が溜まりやすいのに対し、セーフロン
®
はコーティング面に発生する電荷を基材に流すことができます。またセーフロン
®
は低い電気抵抗値を実現し、通常のフッ素樹脂コーティングより電気を通しやすい特性を持っています。こうした特性によって、静電気で引き起こされるほこりなどの付着も軽減できます。セーフロン
®
は、以上のような特長に加え、非粘着性や耐薬品性などフッ素樹脂コーティングの基本的な特性は維持しています。
セーフロン
®
の種類とグレード
セーフロン
®
にはどのような種類がありますか?
セーフロン
®
は用途や性能によって、いくつかのシリーズに分かれています。たとえば「セーフロン
®
AP+」は離型性、帯電防止性に優れたグレードです。耐食性を向上させるための厚膜処理も可能です。次に「セーフロン
®
AS+」は防汚性を高めたグレードです。帯電防止性能を維持しながら、マジックなどの汚れの拭き取り性が向上しています。「セーフロン
®
LF+」のLFは「Low Friction(低摩擦)」を意味し、潤滑性と耐摩耗性に優れます。加工温度が100℃以下に抑えられるグレードもあり、樹脂などの耐熱性の低い基材にも適用できます。「セーフロン
®
CC+」のCCは「Clear Conductive(透明導電)」の略で、透明性を損なうことなく帯電防止性能を発揮します。ガラスや樹脂といった素材の透明性を活かしたまま帯電防止性能を付与できます。各グレードの詳細や適した用途については、弊社営業担当までお問い合わせください。
セーフロン
®
の各グレードはどのように選べばよいですか?
セーフロン
®
の各グレードは、使用環境や求められる性能によって選定が異なります。耐食性が特に重要な用途には、「セーフロン
®
AP+」が適しています。防汚性や離型性が重要な環境では、「セーフロン
®
AS+」をご検討ください。潤滑性や耐摩耗性が求められる場合や、樹脂など熱に弱い基材への適用には、「セーフロン
®
LF+」が最適です。透明性が必要とされる用途では、「セーフロン
®
CC+」をお選びください。グレードの選定にあたっては、具体的な使用環境や要求性能をお伺いしたうえで、弊社技術営業担当が適切なご提案をいたします。まずはお気軽にご相談ください。
セーフロン
®
LF+とは何ですか?
セーフロン
®
LF+は、帯電防止性だけでなく機械的強度が求められるケースなど、これまでのセーフロン
®
シリーズで十分に対応できなかった用途での新たな選択肢として開発されました。LFは「Low Friction(低摩擦)」を意味し、摩擦係数が低く潤滑性に優れていることを表しています。塗膜硬度や耐摩耗性に優れているため、機械的強度が求められる用途に適しています。さらに、通常のフッ素樹脂コーティングでは400℃程度の焼成が必要ですが、セーフロン
®
LF+は100℃以下という低温加工が可能な品番があり、金属だけでなく樹脂基材にも適用できます。
セーフロン
®
の用途と適用例
セーフロン
®
はどのような用途に適していますか?
セーフロン
®
は静電気が問題となる環境での付着防止、たとえば静電気によるほこりなどの付着を防止したい場合に適しています。ほかにも、搬送ガイドやシュートに処理することで搬送の流れの悪さや詰まりを防止します。また配管や薬品タンクでは、耐薬品性を活かし、腐食からの保護や安全性向上に寄与します。攪拌羽根では薬品や材料の付着を防ぎ、洗浄作業を軽減します。さらに、電子部品分野では、製造装置の静電気による不具合や不良品の発生を抑制します。食品関連機器においても、食品の付着を防止し、清掃性を向上させます。なお透明性に特化して開発されたセーフロン
®
CC+は、ガラスや透明樹脂部品に透明性を維持したまま帯電防止性を付与するという用途に最適です。
セーフロン
®
の具体的な適用事例を教えてください
セーフロン
®
の代表的な適用事例として、まず静電気によって樹脂粉が付着する製造工程で、付着を防止し問題解決した例があります。また薬品環境で使用される耐食タンクで、「セーフロン
®
AP+」グレードの厚膜処理により耐食性を向上しました。食品工場の搬送ガイドにおいても、帯電防止と非粘着性の両立により、材料の流れをスムーズにする効果を発揮しました。電子部品の製造ラインでは、静電気による部品の付着や誤動作を防止。同じようにフィルム製造ラインでも静電気発生を抑えることで、フィルムの帯電による巻き付きや品質不良を低減しています。最後に、透明部品の帯電防止に有効な「セーフロン
®
CC+」の事例として、透明センサーカバーなどの静電気対策を実現しました。
どのような業種・業界での使用実績がありますか?
セーフロン
®
は半導体・電子部品産業、自動車産業、化学産業、食品業界、医療機器、印刷・包装業界、電池製造などの業種・業界で広く使用されています。半導体・電子部品産業では静電気に敏感な製造環境での各種装置に、自動車産業では製造ラインの各種部品や治具に、化学産業分野ではタンク、配管、攪拌装置など耐薬品性が求められる環境に適用されています。また食品業界では食品製造ラインの搬送装置や処理機器に、医療機器分野では精密部品の製造工程に生かされています。さらに、印刷・包装業界においてフィルムや紙の搬送工程に、電池製造では電極材料や部品の製造工程に使用されています。
技術的な質問
セーフロン
®
の電気抵抗値はどのくらいですか?
セーフロン
®
の電気抵抗値は、グレードによって異なります。漏洩抵抗値は10^8Ω以下を目標としていますが、本仕様においてはすべての加工部分の漏洩抵抗値を保証するものではありません。詳細な電気抵抗値やお客様の用途に最適なグレードについては、弊社技術営業担当にお問い合わせください。
セーフロン
®
の膜厚はどのくらいですか?
セーフロン
®
の膜厚はグレードによって異なります。通常のセーフロンの膜厚は30μm~100μmです。例えば、セーフロン
®
AP+の標準グレード品番(AP-734P/AP-735E)は、一般的に300〜500μm程度の膜厚です。正確な膜厚や各グレードの詳細については、弊社技術営業担当までお問い合わせください。
どのような基材に対応していますか?
セーフロン
®
が対応する基材には、鉄(鉄系材料)、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム、銅合金があります。また、セーフロン
®
LF+など一部のグレードでは、低温加工(100℃以下)が可能なタイプもあり、樹脂などの耐熱性の低い基材にも適用可能です。基材の種類や状態によって適用可否や前処理方法が異なりますので、具体的な基材への適用可否については、弊社技術営業担当にご相談ください。
セーフロン
®
の耐熱温度はどのくらいですか?
セーフロン
®
の耐熱温度は使用するグレードや基本樹脂の種類によって異なります。詳細な耐熱温度については弊社までお問い合わせください。一般的に、基本樹脂としてPFAを使用したグレードでは、PFAの耐熱温度と同等の約260℃程度までの使用が可能なものもあります。ただし、具体的な耐熱温度は採用するグレードや使用環境によって異なりますので、詳細は弊社技術営業担当にご相談ください。
メンテナンスと耐久性
セーフロン
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の寿命はどのくらいですか?
セーフロン
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の寿命は使用環境や条件によって大きく異なります。一般的には通常のフッ素樹脂コーティングと同程度の耐久性を持ちます。具体的な使用環境での耐久性や寿命については、実際の使用条件をお伺いした上で、弊社技術営業担当が適切な情報をご提供いたします。また、実際の使用環境での検証を行うためのテストピースのご提供も可能です。
セーフロン
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のメンテナンス方法を教えてください
セーフロン
®
のメンテナンスとしては、まず使用後は適切に清掃し、付着物を取り除いてください。またコーティングの傷付きに注意してください。定期的に表面状態を確認し、異常があれば早めに対処する必要があります。具体的なメンテナンス方法は使用環境や条件によって異なりますので、詳細については弊社技術営業担当にご相談ください。お客様の使用状況に合わせた適切なメンテナンス方法をご案内いたします。
導入と相談について
セーフロン
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の導入についてどのように相談すればよいですか?
セーフロン
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の導入について、お電話でのお問い合わせは052-524-5211(代表)までお願いします。Webサイトからのお問い合わせはお問い合わせフォームよりご連絡ください。またカタログやサンプルをご入用の場合はカタログ・サンプル請求フォームからご請求いただけます。ご相談時には、使用環境や条件、解決したい課題などの情報をお伝えいただけると、より適切なご提案が可能です。弊社技術営業担当が丁寧にご対応いたします。
セーフロン
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のサンプルや実物を見ることはできますか?
はい、セーフロン
®
のサンプルやテストピースをご用意することが可能です。お客様の使用環境や条件に合わせたテストピースでの評価を通じて、実際の効果を確認いただけます。サンプルやテストピースのご依頼については、弊社Webサイトのサンプル請求フォームからご請求いただくか、お電話(052-524-5211)にてご相談ください。
対応可能な加工サイズや納期について教えてください
セーフロン
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は仕様やグレード、基材によって、加工サイズが異なります。具体的な加工可能サイズや納期については、製品の形状や数量、加工内容によって異なりますので、弊社技術営業担当までお問い合わせください。吉田SKTでは、名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応しております。一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。
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