事例紹介
【事例】ポリエステルメッシュに加工できる精密性と低温加工性を備えた非粘着コーティング

ポリエステルメッシュに加工できる精密性と低温加工性を備えた非粘着コーティング
※画像はイメージです

表面処理の目的:
品質・稼働安定化 開発ニーズ実現

求められる機能:
非粘着・離型性

改善した設備・工程:
接着


 

解決したかったお悩み、実現したかったこと

今回ご相談いただいたお客様は、ユーザーの仕様に合わせた自動機を設計製作されています。自動車部品として使われる積層フィルムを製造するユーザー企業のために、フィルムの張り合わせ装置を製作していたところ、位置決め治具にフィルムの接着剤が付着するという問題に直面されていました。
この治具は、フィルム同士の張り合わせの際に位置決めするもので、金属の枠にポリエステルメッシュが固定されています。ところが実際に使用するとフィルムの接着剤がはみ出してポリエステルメッシュに付着。これが製品に再付着して不良品となるため、ポリエステルメッシュに接着剤が付かないよう改善したいというご相談をいただきました。

 

背景/処理を選ぶ条件

さっそく非粘着コーティングの検討を始めました。今回の加工基材はポリエステルメッシュです。ポリエステルメッシュは、接着剤でステンレス製の枠に固定されており、選定する非粘着コーティングには、ステンレスなどの金属と比べて耐熱性が低いポリエステルメッシュにも加工できる「低温加工性」と、細かいメッシュの目を潰さない「精密性」が必要でした。

 

採用された処理

 

実現できた効果

ナノプロセス®は、膜厚1μm程度という精密性を備えています。またポリエステルメッシュの品質に影響しない、低温で加工できる仕様があります。さらに、ガムテープのような強力な粘着剤も貼りつかない非粘着性を与えることができます。
ポリエステルメッシュに加工したところ、位置決めの際にフィルムの粘着剤が貼りつくことが解消。お客様の品質検査をクリアーする製品が作れるようになり、正式に交換部品としてご採用いただきました。


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