事例紹介
【事例】樹脂の熱溶着工程でアイロン治具と樹脂の貼りつきを防止


※画像はイメージです

表面処理の目的:
品質・稼働安定化 スピードアップ 作業ロス低減

求められる機能:
非粘着・離型性 耐熱・耐寒性 耐摩耗性

改善した設備・工程:
溶着・融着


 

解決したかったお悩み、実現したかったこと

自動車部品の製造のため、ASA、ABS、PCなどの樹脂部品を熱融着によって貼り合わせる工程で、熱融着用のアイロン冶具(熱板)を使って約180~210℃でターゲットになる樹脂を溶かし、もうひとつの部品と熱融着しようとしていました。その熱融着の際に、熱板と樹脂が貼りついたり、溶けた樹脂が糸を引くように伸びてしまう現象を防ぐためのコーティングをお探しでした。

 

背景/処理を選ぶ条件

従来、この工程ではフッ素樹脂コーティングが使用されていました。
しかし生産性向上が求められ、タクトタイムを短くするために樹脂を早く溶かす必要が出てきました。そのために熱板の温度を上げることとなり、高温域(200℃以上)でも離型効果が長持ちするコーティングが求められました。

 

採用された処理

 

実現できた効果

型の形状により物理的に貼りつきやすい熱板もあるなかで、すべての熱板の改善には至りませんでした。
しかし従来のPFAコーティングと比べて、200℃以上で使用する場合の離型効果の持続、寿命の向上がみられました(例えば3か月から7か月へ延長)。


熱板の離型やFSRコーティング
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〒451-0062 愛知県名古屋市西区花の木一丁目12番20号
TEL:052-524-5211 / FAX:052-524-5287
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