事例紹介

【事例】発泡樹脂の押出成形で成形品の「目やに」発生と、口金の清掃を軽減するコーティング

課  題:120℃以上という高温かつ高速な成形工程で、樹脂の付着が発生
解決方法:高温下でも樹脂の付着を防止でき、すべりも良いコーティングで目やにを軽減
表面処理の目的: 品質・稼働安定化 交換・材料コスト低減 作業ロス低減
求められる機能: 非粘着・離型性
改善した設備・工程: 成形

解決したかったお悩み、実現したかったこと

お客様では発泡樹脂の押出成形の工程において、Cr(クロム)メッキを施した口金を使用されていましたが、口金に軟らかく粘着性のある樹脂が付着して残ってしまうことで製品に黒い斑点(通称「目やに」)が発生し、品質不良の原因となっていました。このトラブルに対処するため、半日に1度、時間をかけて金型の清掃を行っていましたが、それが生産効率の低下を招いていました。そこで、この清掃作業の負荷を軽減しながら、製品の品質も維持するための解決策が求められ、弊社にご相談をいただきました。

背景/処理を選ぶ条件

お客様の押出成形の工程では、120℃以上という高い温度で、非常に速いスピードでの押し出しが行われていました。この条件下では、口金に樹脂が付着しやすく、製品の品質低下につながっていました。そのため、高温下でも樹脂の付着防止効果を発揮し、「目やに」の発生を防ぐコーティング処理が必要とされました。

実現できた効果

コーティング処理の選定にあたり、「バイコート® NYF-11-S」と「SGNコーティング」の2種類をテスト比較していただきました。テストの結果、「SGN-コーティング」のほうがすべりがよく、製品への「目やに」の付着が少ないことがわかりました。
そこで実際の口金に「SGNコーティング」を加工し、5ヶ月間使用したところ、「目やに」の付着が大きく減少。清掃頻度を減らすことで生産性の向上、さらに製品品質の向上が実現できました。

押出成形での目やに発生や清掃の低減
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株式会社 吉田SKT
〒451-0062 愛知県名古屋市西区花の木一丁目12番20号
TEL:052-524-5211 / FAX:052-524-5287
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