事例紹介
【事例】バイコート®でピロー包装機のヒートシーラーへの付着防止

バイコートでピロー包装機のヒートシーラーへの付着防止
※画像はイメージです

表面処理の目的:
品質・稼働安定化 開発ニーズ実現

求められる機能:
非粘着・離型性 耐摩耗性

改善した設備・工程:
包装 溶着・融着


 

解決したかったお悩み、実現したかったこと

食品や薬などを樹脂フィルムでピロー包装(袋詰め)する工程。ピロー包装用のフィルムは、用途に応じて厚みや機能が異なります。
今回使用する包装フィルムは溶着に適したフィルムを内面に、包装に適したフィルムを外面に配置したもので、厚みがあり、品質保持に優れたものでした。
ところが両端をシーラーで溶着する際に、センターシール部からはみ出した樹脂がシーラーの加熱部に付着することで、次の製品を汚染するなどの問題が発生していました。

 

背景/処理を選ぶ条件

通常、シーラーには付着防止のため共析メッキが使用されることが多く、今回もフッ素の共析メッキを使用していました。しかし、このフィルムの樹脂に対しては、付着をうまく防ぐことができませんでした。
フッ素樹脂コーティングも検討されましたが、高温で圧力がかかる条件では塗膜がはがれるリスクが高く、採用できませんでした。

 

採用された処理

 

実現できた効果

そこで金属系無機膜とフッ素系有機膜を複合した「バイコート® NYF-11-S」をテストしたところ、優れた離型性によりシーラーへの樹脂の付着はなくなりました。また密着力に優れた高硬度の被膜は、優れた耐久性を発揮します。
不良品を低減し、高機能包装材料による製品包装を実現しました。


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TEL:052-524-5211 / FAX:052-524-5287
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