近年、地球環境保護の観点で生分解性プラスチックへの注目が高まっています。すでに大手コンビニエンスストアなどではストローなどの使い捨て製品にも利用されており、今回成形する製品も、環境問題に関心の高い業界での、使い捨て製品のひとつでした。
お客様では、生分解性プラスチックを成形するにあたり情報収集をされており、そんななかで吉田SKTのウェブサイトをご覧いただきました。成形時の離型トラブル解決のため金型への表面処理を検討されていましたが、生分解性プラスチックは一般のプラスチックと成形性が異なるため、表面処理の離型具合を事前にテストする必要があり、吉田SKTでご提供する表面処理測定サービスでお問い合わせをいただきました。
お客様は製品化にあたってのテスト成形では、表面処理なしで試作されていましたが、離型がうまくいかないトラブルが起きていました。
吉田SKTでは、成形金型に適したサンプルを1冊にまとめたサンプル集を即日発送。お客様にて、実際のプラスチックで離型性を試していただきました。
その後、サンプルでの評価がよかったNYK-2000Eを試作として1セット加工させていただきました。この試作型で数ヶ月運用したところ、離型性だけでなく成形品の美観も優れていました。
それから実機金型に複数セット採用いただいて、現在数ヶ月にわたり運用していますが、トラブルなくご使用いただいています。
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