事例紹介
【事例】精米設備の搬送フィーダーへのコーティングでお米の残留ロスを減らす


※画像はイメージです

表面処理の目的:
交換・材料コスト低減

求められる機能:
非粘着・離型性

改善した設備・工程:
搬送


 

解決したかったお悩み、実現したかったこと

精米プラント(設備)で、精米後のお米を次工程(検査・選別)へ送る際に振動フィーダーを使用していました。しかし振動により自動的にお米を次工程に搬送する際、フィーダーの角にお米が残ってしまっていました。残ったお米は手作業で次工程へ送るか廃棄していて、作業の手間がかかるのと、製品ロスにお困りでした。
コーティングによって、搬送フィーダーのお米の残留を防ぎたいとのご要望でした。

 

背景/処理を選ぶ条件

通常のテフロンTMコーティングでは、滑りは良くなるため搬送トラブルは少なくなります。しかしこのケースでは、お米のほうがテフロンTMコーティングより硬いために、すぐにコーティングが摩耗してしまう可能性がありました。
そこで、フッ素樹脂のみで滑らかで細かい凹凸を形成することができ、お米との接触面積を減らすことができるスーパーTPシリーズをご提案しました。

 

採用された処理

 

実現できた効果

滑りの良いフッ素樹脂材料で作られた滑らかな凹凸表面により、お米とフィーダーが触れる面積が小さくなり、フィーダーの角部のお米の残りがほとんどなくなりました。
また凹凸がすべてフッ素樹脂で形成されているため、通常のテフロンTMコーティングとくらべて、摩耗してもすぐに金属素地が出てこないため、効果が長持ちします。
結果、メンテナンス作業が減るとともに、お米のロスも少なくすることができました。


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