事例紹介

【事例】ゴム製品の打ち抜き刃への付着を解決した薄膜・非粘着コーティング

課  題:材料の付着により生産効率が低下/刃物の切れ味に影響しないことが必要
解決方法:刃先の切れ味を損なわず、表面粗さも調整し付着防止とすべり性を実現
表面処理の目的: 品質・稼働安定化 作業ロス低減
求められる機能: 非粘着・離型性 摺動・滑り
改善した設備・工程: 切断

解決したかったお悩み、実現したかったこと

ウレタンゴムを製品形状に打ち抜く刃物で、ウレタンゴムの破片が刃物に付着することで装置が停止してしまうトラブルがありました。実際には1ショット目で停止することがあり、生産効率を大きく低下させる原因になっていました。
打ち抜き刃の場合、ウレタンゴムを刃物に付着させない離型性と、刃物をゴムに押し込んだ際に抵抗なくカットするためのすべり性の両方が必要になります。お客様では、離型性とすべり性に優れたフッ素樹脂コーティングを検討され、当社にお問い合わせをいただきました。

背景/処理を選ぶ条件

ヒアリングするなかで、打ち抜き刃では製品形状を維持するため刃先の切れ味が必要なこと、フッ素樹脂コーティングでは実現が難しいことがわかりました。
また、お客様での改善策としてシリコーン離型剤によって効果が得られていることもわかりました。

実現できた効果

「MRS-014」は離型性と硬度とすべり性に優れ、非常に薄膜なため、フッ素樹脂コーティングに比べると刃先の形状変化が少なく切れ味への影響が少ないコーティングです。
今回はさらに表面の粗さも調整。よりすべり性に優れた仕様にカスタマイズすることで、硬度の異なるゴムのカットも可能になりました。

打ち抜き刃の付着防止やMRSコーティング
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株式会社 吉田SKT
〒451-0062 愛知県名古屋市西区花の木一丁目12番20号
TEL:052-524-5211 / FAX:052-524-5287
Copyright © YOSHIDA SKT CO.,LTD. All right reserved.
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