テフロン™フッ素樹脂コーティング、表面処理で生産設備の効率をアップ
※画像はイメージです
表面処理の目的：
品質・稼働安定化 作業ロス低減
求められる機能：
非粘着・離型性 摺動・すべり性
改善した設備・工程：
搬送
建築用の屋根材を生産するお客様では、塩ビ鋼板の屋根材を曲げ加工し、スポンジ状のテープをクッション材として貼り付ける工程がありました。貼り付ける装置では、スポンジテープを複数のローラーを使い自動で搬送し、剥離紙を外しながら貼り付けます。スポンジテープの粘着糊は搬送ローラーには直接触れない構造ですが、ガイドローラーのツバ部分にスポンジテープの両サイドが触れるため、剥離紙からはみ出た糊が貼りつき、すべりが悪くなっていました。そのせいでスポンジテープが反転し、装置が停止することがありました。
お客様では他社製のコーティングを採用しガイドローラーへの貼りつきに対策されていました。しかし、糊の離型は良好だったものの、表面がざらざらした粗面となったため、柔らかいスポンジテープが凸部にひっかかり、反転するトラブルは解決できませんでした。
吉田SKTでは、お客様の生産工程を詳しくヒアリングしたうえで、コーティング表面が平滑で離型性やすべり性にも優れる「バイコート®」シリーズと「MRSコーティング」をご提案しました。
このラインではローラーの清掃作業が行われることから、溶剤での洗浄が可能な「MRSコーティング」をご採用いただき、搬送トラブルの解決に成功しました。
